
「Webデザイナーやめとけ」という検索をする人が多いので、本気で考え抜いて書きました。
追記)適性診断テストも作りました!
[post id="3201"]大事なのは2つの視点を忘れずに「Webデザイナーやめとけ」という検索結果と向き合うことです。
- どういう条件なら止めとけと言っているのか
- どんな人を想定して止めとけと言っているのか
誰かが「Webデザイナーやめとけ」と主張していたとしても、それがあなた自身に当てはまるかどうかが大切です。
例えば「蕎麦はやめとけ」という発言で考えてください。これは蕎麦を食べると気分が悪くなる人に向けたのであれば、有効なメッセージです。
しかし、そうではない多くの人にとっては参考にならないメッセージです。
「Webデザイナーやめとけ」も似たようなものです。ただ、ことは生き方に関する問題なのでもっと複雑です。
そこでこの記事では、止めておくべき理由を1つ1つ取り上げて、あなたに当てはまるかどうかをケースバイケースで追求していきます。
・この記事の対象読者
未経験のWebデザイナーのための記事です。これからWebデザインを学ぼうと考えていて調査中の方、学んだばかりで実績がまだまだない方が対象読者です。
追記)将来性について分析しました
[post id=3112]年収が低いから、Webデザイナーはやめとけ?

どうしても東京都が一番高いですが、地方における年収差はどの程度でしょうか。
社員を目指すにせよ、フリーランスを目指すにせよ、報酬面は大事です。
人生設計に役立つかどうか、この記事にある統計を見て判断してください。

年収が低いから、Webデザイナーはやめとけ?
Webデザイナーの平均年収をざっくりまとめると250万円から500万円ですが、未経験のWebデザイナーの場合はどうなるでしょうか。詳しい内訳を4箇所の転職サイト、indeed、厚生労働省の統計などから引用して分析しました。フリーランスの年収がどの程度になるかも、クラウドワークスのデータを参考にまとめていく予定。
残業が多いブラック企業ばかりだから、Webデザイナーはやめとけ?

ここでは国内の主要産業における残業時間のすべてを統計化したデータをもとに、Webデザイナーが残業が多い職種なのかどうかを検証していきます。
とはいえ、ご想像の通り結論はYESです。
しかし、残業代がでやすい業界であることも明らかになっています。
最も大事なのは、あなたにとってWebデザイナーの残業時間が許容できるものかどうか、という点です。
そのあたりを詳細に書いていますので、チェックしてみてください。

残業が多いブラック企業ばかりだから、Webデザイナーはやめとけ?
Webデザイナーは他の職種と比べて残業が多いのか。結論はYES。しかし、超過労働時間が長いだけで残業代が支払われないサービス残業ではなく、しっかり報酬が支払われやすい職種&業界であるということが統計で明らかになっています。その内訳は如何ほどか、未経験からWebデザイナーを目指すなら押さえておきましょう。
初歩的なスキルしか身につかないから、Webデザイナーやめとけ?


初歩的なスキルしか身につかないから、Webデザイナーやめとけ?
Webデザイナーは基本スキルがそのまま実業務になりますが、初歩的すぎて将来性に乏しいかもと危惧する方もいます。しかし3つの理由から可能性に満ちた職種であることを解説します。それは、①案件サイクル、②業界の幅、③情報共有の文化です。いまから未経験でWebデザインを学ぶ人のための判断材料としてご利用ください。
プログラマーとどっちにしようか悩んでるならWebデザイナーはやめとけ?

実際はWebデザイナーのスキルはプログラマーにも通ずるところがあるので、Webデザイナー経由でプログラマーというパターンはよくあります。最近ではフロントエンドエンジニア、という呼ばれ方をしているケースですね。
この記事では金銭面や続けやすさという点で両者を比較しています。

プログラマーとどっちにしようか悩んでるならWebデザイナーはやめとけ?
Webデザイナーとプログラマーのどっちが自分には合っているか。特にどっちかが絶対に好き、ということでなければ非常に悩む題材です。金銭的にはプログラマーですが、初めやすさ続けやすさはWebデザイナーに軍配が上がるという結論に至る記事です。未経験からどっちがいいか悩んでいるならお読みください。
ストレスがきついからWebデザイナーはやめとけ?


ストレスがきついからWebデザイナーはやめとけ?
Webデザイナーが感じるストレス3位は対人関係、2位は仕事の失敗責任、そして1位は……。Webデザイナーのストレスは他業種と比べるとどのくらいキツイのかを調べました。厚生労働省が各業種のストレスを実態調査しているので、そちらをもとにしています。
まとめ
どの仕事でも「この仕事はやめとけ」という人は一定数います。その声を全て鵜呑みにしていたら何の仕事もできません。
どのような立場の人が、どのような条件の人に向けて発言しているのかを考えてください。それがあなた自身に当てはまりそうか、仕分ける必要があります。
Webデザインのスキルを身に着けようか考えている方にとっては、興ざめかもしれませんが、スキルを最優先にして仕事を選ばないでください。あくまで「自分の考えたものが形になるって興奮する」とか「生活の必需品になってきたウェブサイトを自分でも作れるようになりたい気持ちが強い」という内発的なモチベーションがあることを自問した上で、スキルを選択してください。
「その道に 入らんと思う心こそ わが見ながらの 師匠なりけり」という言葉もあります。入らんと思う心があるかどうか、まずはチェックしてください。次にスキルを選択してください。この順番が大切です。本当に大切です。
最後に、身も蓋もない私見ですが……Webデザイナー楽しいです!私は選んでよかった、そう思っています。
Webデザイナーを続ける過程で、「教えて欲しい」「社内のスタッフを教育してほしい」という声がよくかかるので、これは何らかの個性が発揮されているのかもと当たりをつけて、メンタリングを始めてみました。
(他にもたくさん試したことはありますが多くは勘違い&失敗でした)
メンタリング自体は儲かる仕事ではありません。ただ、メンタリングはかなり私の個性と合っていたようで、メンタリングが得意なWebデザイナーを追求していくうちに、教育系の仕事がどんどん入ってくることにも気づきました。
メンタリングという活動とWebデザインというスキルが自分の個性とマリアージュして、次の価値を生み始めていると感じています。
この記事がみなさんの判断材料としてお役に立ったら幸いです。