Kindleで出版するなら手続きとかは極力後回しでもOKかと

Kindleで出版するなら手続きとかは極力後回しでもOKかと

どうもです。

Kindleで11冊も出版してしまったのですが、(無駄に)ノウハウがたまってます。

ひょっとしたら「私もKindle出してみたい」という人がいるかも?

なので、知識を共有しておきます。

知識とマンガは、現代のパンとワインですから。

分かち合わねば。

まず一番気になるのがお金周りです。

「持論をまとめて電子書籍化したいだけだから、
ライフスタイルとして電子書籍化が素敵ってだけだから、
べ、べつに売れなくてもいいんだからね!」

というツンデレな気持ち、分かります。

でもでも、そうはいってもお金って気になる。

「え?ひょっとして自分の電子書籍がベストセラーになって
やだ、明日から大先生になって印税生活が始まるかもー!」

という心理、分かります。

※こちらでもコメントしたのですが、実際には本を売るってなかなか厳しい現実です。

では見ていきましょう。

・利益について

・印税は30%と70%の2つから選べます。
・70%の場合はAmazon(Kindle)でしか販売してはダメです(専属契約的な)
・印税が30%の場合、Amazonから指定されている最低価格は99円です
・印税が70%の場合、Amazonから指定されている最低価格は250円です

これが利益の基本情報です。

計算例

・印税30%の設定で、100円の本を出版して、100冊売れた =?3,000円
・印税70%の設定で、300円の本を出版して、100冊売れた =?21,000円

・コストについて

つぎにコスト、手数料的な側面を見ていきます。

在庫がないから低いと思いがちですが、意外と高いです。

大きく2つあります。

・銀行手数料
・アメリカへの税金

です。

Amazonはアメリカの会社なので海外からの送金になります。

これにともなって上記2点がコスト要因となってきます。

・コスト1:銀行手数料

銀行によっては銀行手数料が数千円以上になることもあります。

それじゃあ利益が飛んじゃうよ……。

一瞬僕も松原さんの出版をするにあたってヒンヤリしました。

でも下記2つの銀行であれば海外からの支払いでも手数料がかからない
ので、安心です。

・新生銀行
・CITI BANK

CITI BANKはローンとか組んでないと月額利用料がかかるので、新生銀行を
オススメします。

・コスト2:アメリカへの税金

なんと売上の3割が源泉徴収されます……。

あんまりです。

そこで、Employer Identification Number(EIN)なるものをアメリカに申請する
必要があります。

申請フォームの記入例
http://www.takenokoshobo.com/kdp/taxfree-sample.htm

電話の問答例
http://matome.naver.jp/odai/2137068686046119501

どうでしょう。

これで利益とコスト面の基本情報はOKです。

・電子書籍を作る

これはWORDでOKです。
WORDを使って編集する際に幾つか注意点がありますが、
ニーズがあればこちらもまとめておきます。

・裏ワザ

あとは裏ワザです。

まず上述したコスト対策、とりあえず必要ありません。

「ん?でもそれだとコストが……。」

そうなんですが、こうすればOKです。

Amazon(Kindle)にアカウントを作る

管理画面にある「税に関するインタビュー」にも回答します。
源泉30%取られる旨が表示されますがOK。
銀行も既にもってる口座ならどこでもOKです。

Amazonに売り上げの支払いをストップしてもらう。
http://timagawa.hateblo.jp/entry/20130211/1360552977
これで当面手数料は気にならないです。

出版しちゃう

もし、利益がまとまって発生してきたら、この段階で
新生銀行の口座とったりEINとったりして、
Kindleのアカウントを更新する

この手順が個人的には最適解だと思います。

発生してない利益のために面倒な手続きをやる必要は
ありません。

利益が出たならウハウハな気持ちで面倒な手続きも
楽しめるというものです。