
・テックアカデミーのWEBデザイナーコースか
・CodeCampのWebマスターコース
品質と料金のバランスが良いコスパ最高な選択肢です。
両社の違いはこちらでガッツリまとめてあります。
やめた方がいい人
- 社員や常駐としてWEBデザインに携わりたいけど、残業は嫌だという人
残業が好きな人は少ないと思いますが、少しの残業もしたくないという極端な残業嫌いであれば、Webデザイナーはやめておきましょう。
Webデザイナーに向いてる人
一方、次のような人であれば残業についてはそこまで気にしなくてOKです。
- 多少のサービス残業なら問題ないという人
- 残業代が出るなら、ある程度の超過労働は問題ないという人
- フリーランス、在宅での業務委託を考えている人

【適性診断あり】Webデザイナーに向いてる人の4タイプ
Webデザイナーに向いてる人とは続く人です。どういう性格なら向いてるかということではありません。みんなちがってみんないい。デザインができないデザイナーも、コーディングできないデザイナーもいます。しかし、絶対に必要な素質もあります。適性診断もまじえて具体例を掲載します。
検証「Webデザイナーは残業が多い仕事なのか」
就業意識やライフスタイルに関する調査で有名なパーソル総合研究所が発表している資料の1つに、残業が多い業種に関するものがあります。
業種・職種別残業実態マップ──どの業種が、どのくらい働いているのか – パーソル総合研究所(※1)
この中だとWebデザイナーは情報通信業に該当します。(上図では赤い丸の真ん中あたり)残業時間が多いが残業代が支払われている業種ですね。これは安心材料です。
デザイナーは残業代がでやすい傾向
同じくパーソル総合研究所が発表している資料に、サービス残業と残業時間が多い職種に関するものもあります。
Webデザイナーが該当する「デザイナー、各種クリエイター」は月の平均残業時間が35時間以上で、サービス残業率は40%以下となっています。(上図だと一番上にある3つの職種の1つ)
業種で見るよりも悪化していますね。グラフをもとに業種と職種を比較してみます。
月の平均残業時間 | サービス残業率 | |
---|---|---|
業種)情報通信業 | 約25時間 | 25%〜30% |
職種)デザイナー、各種クリエイター | 約35時間( +10時間 ) | 35%〜40%( +10% ) |
なぜ業種と職種でこのような差が生じてしまうのでしょうか。具体的な調査内容を見ないと正確な事は言えませんが、情報通信業には情報サービス業やら通信業やら様々な業界が含まれていることと、「デザイナー、各種クリエイター」という十把一絡げな職種のまとめ方が原因でしょう。(陶芸家や画家なども含まれていると予想)
いづれにせよ以下のように悲観的に考えておけばOKだと思います。
- 月の平均残業時間は25時間〜35時間
- サービス残業率は25%〜40%
そも、ブラック企業とはなにか
ブラック企業という言葉自体は厚労省が定義している言葉ではありませんが、厚労省の公式サイトにこのような記述があります。
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省(※2)
きついですね……。要約すると「残業させまくるくせに、給料は払わないし嫌がらせもしてくる」ということですね。わお。顎がガクブルです。
そう考えるとWebデザイナーは、業界的に残業は多いですが残業代が払われることも多いので、ブラック企業が多いとは言えません。単に忙しい会社が多いのです。
昔を知っている人や、昔のことしか知らない人は、今でもブラック企業が多いと言いますが、そのようなデータはありません。
みなし残業とは何か
ただし、みなし残業という制度には気をつけましょう。正式には固定残業代制度です。これは悪徳な仕組みではありません。しっかり社会に認知されている制度ですが、給料明細を見てから初めて聞くと「まじかよ……」と思う人が多いので、事前に知っておきましょう。
要は「月◯◯時間分の残業はあらかじめ給料に含めておきますね」というものです。ポジティブ解釈すれば、残業しなくても残業代がもらえるということです。ネガティブに解釈すれば残業しても◯◯時間までは基本給のうち、ということです。
サービス残業(サビ残)とは違います。
私が所属していた会社では20時間までは基本給に含まれていました。みなし残業にしていい時間は最長45時間という上限があるので、20時間か30時間ならよくある話です。
残業なんてないよというブログは鵜呑みにしないこと
調査中に「この業界にもう残業なんてない」と書いているブログが幾つかありました。おそらく彼らは残業のない・少ない会社にお勤めなのでしょう。しかし、少ない事例を以て、業界全体から残業がなくなっていると主張するのは早計です。
残業はあります。
むしろ忙しい業界&職種だから未経験から始めてもチャンスがあるんです。
そのあたりは将来性について考察した記事にも書いてあるので、興味あればどうぞ。

Webデザイナーの将来性が有望なのは残り9年。未経験者は今が分岐点
Webデザイナーを含めたIT人材が2030年には大量に不足しているというデータがありますが、Webデザイナーはこれを鵜呑みにしてはいけません。それでもしばらくは将来性が有望視されるので、今のうちに実力と実績をつけ始め、良い学習習慣を作ることが先決です。来たるべき2030年に向けて、一緒に現状を把握しましょう。
まとめ
社員・常駐希望の人は、残業はあるものとして、残業代が付くかどうかを事前にチェックしましょう。その際に、みなし残業時間がどの程度基本給に含まれているのかも調べましょう。
フリーランスの人は、時間給ではない事が多いので、客先常駐でなければ残業という概念はありません。新人時代は作業効率が悪くて当たり前ですので、時間をかけてクオリティを担保することになると思えば、労働時間は決して短くないでしょう。ただし時間とともに改善もしていけるので、希望はあります。具体策として、そのうち「脱・労働集約型Webデザイナーのススメ」みたいな記事を書いていくつもりです。