
Roadmap1. ハイブリッド学習は時間とお金の両方かかるが一番オススメ

項目 | 詳細 | 個数 | 小計 |
---|---|---|---|
準備費用 | 0〜15万円 主にパソコン代やインターネット工事費など。すでにあれば不要 | 1回 | 0〜15万円 |
生活費 | 人によって著しく違いますが、仮に10万円とします | 4か月〜13か月 | 40万円〜130万円 |
スクール費用 | 20万〜40万 高額スクールや通学制だと60万以上かかるケースもあります。 ここではオンラインスクールを前提にしています。 | 1回 | 20万円〜40万円 |
合計 | 4か月〜13か月 | 60万円〜185万円 |
時間とお金の両方かかりますが、一番オススメです。
まずは独学をしてください。1ヶ月以内でOKです。その間にできるだけ学習時間を確保して、プチ挫折を味わうところまで到達してください。
未経験から独学すると、だいたいの方が挫折感を味わいます。それを乗り越えて更に独学をすると、独学オンリー学習パターンになります。
しかし、ハイブリッド学習ではサクッと挫折してOKです。挫折した原因を自分なりに分析して、自分の弱みとして把握してください。その弱みを補ってくれるようなスクールを選びます。弱みが見えて初めてスクールを選ぶ根拠ができるのです。
弱みが見えてないと金銭面や知名度などでピロっとカンタンに決めてしまいがちです。
なお、自力で作品を制作するカリキュラムを持っているスクールを選びましょう。
スクールのカリキュラムをこなせばポートフォリオ作品が1つ出来上がるので、下積み期間が短縮またはスキップできます。
各フェーズにおけるアドバイスは、独学オンリーとスクールオンリーのチャプターをご覧ください。
- 準備フェーズは、独学オンリーの準備とスクールオンリーの準備を見る
- 学習フェーズも、毒がオンリーとスクールオンリーの学習を見る
- 下積みフェーズは、スクールオンリーの下積みを見る
- 業務委託フェーズは、スクールオンリーの業務委託を見る
- 契約更改フェーズは、スクールオンリーの契約更改を見る
Roadmap2. 独学オンリー学習は就職後にツケを支払うことになる

項目 | 詳細 | 個数 | 小計 |
---|---|---|---|
準備費用 | 0〜15万円 主にパソコン代やインターネット工事費など。すでにあれば不要 | 1回 | 0〜15万円 |
生活費 | 人によって著しく違いますが、仮に10万円とします | 7か月〜24か月 | 70万円〜240万円 |
教材費用 | 0〜仮に3万 書籍や動画などの購入費用 | ? | 0〜3万円 |
合計 | 7か月〜24か月 | 70万円〜258万円 |
独学だけで常駐型フリーランスになるのは勇気が必要です。しっかり抜け漏れなくスキルを身に着けているのかどうかをチェックしてください。また、さすがに何も作品がない状態では不安ですしSES企業との契約も滞る可能性があるので、自力で作品を最低でも2〜3仕上げる必要があります。
SES企業との契約時にも何らかの試験があったりしますが、そこまで厳密なテストではないため、スキル的に決定的に漏れている部分があっても、気づかないまま現場にアサインされて「え?それなんですか?」となりかねません。
①準備フェーズ
独学オンリーの準備は、教材です。ネットで学習するか、書籍で学習するか、どちらも活用するか、自由に選んでください。
ネットで独学する
ネットであれば次のような選択肢がメジャーです。
- ドットインストールで動画学習する……数分単位の短い動画がシリーズ化されている点が特徴的です。
- プロゲートでゲーム感覚で学習する……とにかく可愛くて洗練されています。ただ挫折する人が多い印象です。身についてるのかどうかいまいち実感が湧かないという意見を耳にします。
- Udemyでレッスン動画を購入する……レッスン動画が多数販売されています。どの動画がいいのか、選定するのが大変です。レビューを頼りに見つけることになります。また、キャンペーン中以外は数万円する動画も、キャンペーンだと1,500円前後になります。買うならキャンペーンを待ちましょう。月に数回は実施されます。
この3つはとりあえず誰にでもオススメできる独学方法です。
他にも次のような施策があります。
- Webデザイナーのブログを読む……情報の鮮度がマチマチだったり、体系化されてまとまっているわけではないので、未経験者の学習教材には適しません。
- Youtubeで学習動画を調べる……同上です。数千円払ってUdemyでまとまりのあるレッスン動画を購入する方が良いでしょう。再生リストでまとめて体系化されているケースもあります。その場合は一度観てみても良いでしょう。
書籍で学習する
雑誌はやめておきましょう。雑誌は面白いのですがトピックがバラバラで、初心者向きではないケースが多いです。未経験者は体系化された書籍のほうが向いています。
ただし、書籍の情報はどうしても一歩遅れた情報です。それは仕方ないと思っておいてください。最新の書籍であれば、殆どの情報はそのまま現場でも使える鮮度ですので、レビューが高い書籍というだけではなく、発売日が直近1年以内のものを選ぶようにしましょう。
②独学フェーズ
動画にせよ書籍によ、Webデザイナーになるためのカリキュラムではなく、HTMLやCSSやJavaScriptといった単元ごとにまとまっている場合は、次の点に留意してください。
- どんな単元にせよ、未経験からいきなり全てを把握する必要はないので、網羅性の高い書籍などではインプット過多に陥りやすい
- どの単元がWebデザイナーに必要なのか、横断的にカリキュラムを組む際に、抜け漏れが発生しやすい
- 課題やアセスメントがないウェブサービスだと、スキルが身についているか分からない
とくにインプット過多になると挫折しやすいものです。どこまで学べばいいのか、何か別のリソースを見つけるなどして、全体感を把握する必要があります。



③下積みフェーズ
独学だけではSES企業との契約が滞る可能性もあり、また自分の実力がどの程度かを認識できませんので、自力でポートフォリオの作品を2,3仕上げてみましょう。
Roadmap3. スクールオンリー学習は受講中に調査能力を身に着けられるかどうかが鍵

項目 | 詳細 | 個数 | 小計 |
---|---|---|---|
準備費用 | 0〜15万円 主にパソコン代やインターネット工事費など。すでにあれば不要 | 1回 | 0〜15万円 |
生活費 | 人によって著しく違いますが、仮に10万円とします | 4か月〜13か月 | 40万円〜130万円 |
スクール費用 | 20万〜40万 高額スクールや通学制だと60万以上かかるケースもあります。 ここではオンラインスクールを前提にしています。 | 1回 | 20万円〜40万円 |
合計 | 4か月〜13か月 | 60万円〜185万円 |
カリキュラムが成熟しているスクールは多いので、抜け漏れなく学べるでしょう。しかし、逆にお膳立てされすぎてて不明点を自力で解決するノウハウを身に着けられない可能性もあります。
常駐型フリーランスにとって、働く現場が質問しやすい環境なのかどうかは運しだいです。もちろんプロジェクトの仕様に関する質問はOKです。ただスキル的な質問には厳しい可能性もあります。「そういうの分かってるだろうから仕事頼んでるんだけど……」となる可能性があります。
スキル的な質問がしづらい環境では、如何にググって自己解決する能力があるか、によって居心地の良さが変わります。スクール受講中にも、事前に自力で調査してから質問するように心がけましょう。